オパール(蛋白石)Opal
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オパールについて
オパールは、二酸化珪素の粒子が水と混ざり合い、そして環境に応じて様々な特色を魅せる美しい天然石です。
ストーンの中に虹色の遊色効果が見られるという特徴が世界中の多くの人の心を魅了しています。
オパールが形成される場所や環境に応じて、透明度や遊色効果に違いが生まれています。オパールが形成される母岩の状態で大きく2種類に分類されます。
火山の溶岩の中にできるマウンテンオパールと、砂岩中にできるサンドストーンオパールの2つに分けられます。溶岩の中にできるマウンテンオパールは、高温かつ急速に形成されることから透明度が高く、遊色もハッキリ現れる特徴があります。
サンドストーンオパールは、地下に沈んだ砂層に珪酸を含んだ温水から形成されます。
こちらのオパールは、低温でゆっくり形成されたために透明度は低いという特徴があります。オパールには遊色効果のあるものとないものとが存在しています。
遊色効果のあるオパールをプレシャスオパールと呼び、遊色のないオパールをコモンオパールと呼んでいます。オパールの詳細
名称 オパール
英語表記 Opal
和名 蛋白石結晶系 非晶質 硬度 5.5~6.5 色 虹色の遊色 主な産地 オーストラリア エチオピア ファイヤーオパールについて
メキシコオパールの中でも透明度が高くオレンジ色や褐色をしたオパールをファイヤーオパールと呼んでいます。
ファイヤーオパールは、遊色効果のあるものと、遊色効果のないものの2種類に分別されています。
遊色効果のあるファイヤーオパールは、大変美しく、炎の中に虹色が現れているような極彩色を楽しめる極上のオパールです。
遊色効果のないファイヤーオパールは、色濃いオレンジ色が大変美しく、ファセットカットにカットされることが多い美しい宝石です。ウォーターオパールについて
メキシコオパールの中でもベースがクリアーで遊色が見られるものをウォーターオパールと呼んでいます。
ウォーターオパールは、透明度は大変高いのが特徴ですが、そのままの状態では遊色はファイヤーオパールほどは目立ちません。
黒いものの上に置く事でハッキリとした遊色を確認することができます。ホワイトオパールについて
ホワイトオパールは、半透明から乳白色の白ベースのオパールであり、遊色効果が美しく見られます。
オーストラリア産のオパールの中によく見られます。
ホワイトオパールの中でも透明度の高いものはライトオパールもしくはクリスタルオパールとも呼ばれています。
オパールの中でも比較的手にしやすい価格帯のオパールですが、透明感の高いホワイトオパールは、美しさも素晴らしくオススメのストーンです。ブラックオパールについて
ブラックオパールは、ベースのカラーがブラックかグレーカラーであり、鮮やかな遊色効果が見られる素晴らしいオパールです。
オパールといえばブラックオパールが連想されるほど、人気が高く、オパールの中でも高価な存在です。
ブラックオパールの産地の代表はオーストラリアのライトニングリッジ。
ブラックオパールの中でも赤色の遊色を発色しているものは希少価値の高い最高級のオパールとして扱われています。ボルダーオパールについて
ボルダーオパールは、遊色効果も素晴らしく美しいオパールとして人気があります。
ブラックオパールとの違いは、ボルダーオパールには鉄成分を含む母岩が残され磨かれている点です。
ボルダーオパールはオパールの層が薄い為、母岩を取り除いて磨くことが出来ないため、カボションの裏側を確認すれば違いは明白です。
ボルダーオパールはオーストラリアのクイーンズランド州から主に産出されています。ピンクオパールについて
遊色のないオパールをコモンオパールと呼んでいます。
ピンクオパールもコモンオパールの一部のように扱われていますが、鉱物的にはピンクオパールは蛋白石ではなく、パリゴルスカイト(Palygorskite)という別の鉱物であることがわかっています。
産地としてはペルーが有名です。
イチゴミルクのようなかわいらしいカラーが特徴的です。ブルーオパールについて
ブルーオパールは、遊色のないコモンオパールです。
遊色のないオパールですが、独特の美しいブルーカラーがみずみずしく人気が高いオパールです。
ペルー産が有名ですが、美しいブルーカラーのブルーオパールは現在では大変希少となっています。
ジェムシリカのような、アホーアイトのような中間的なブルーカラーが魅力的なオパールです。プレシャスオパールの意味や効果
- 幸せを招くお守り石
- 意識を向上させる
- エネルギーを増幅させる
プレシャスオパール(遊色効果のあるオパール)は、美しい虹色を感じさせる遊色が持主に大きな幸福を与えます。
輝く虹色は、持主のオーラを輝かせ、エネルギーを増幅させ、ラッキー体質にしてくれます。オパールの美しい輝きは、持主の感情を拡大させるパワーがあります。
そのため、感情のバランスがとれ、平和で幸福的な状態を保てる人が持つことで、より多くの幸せを招くことが可能になります。
イライラしたり、不安の大きな人が持つべきストーンではありません。
何故なら、そのネガティブな感情まで増幅してしまう可能性があるからです。
是非感情のバランスが取れているか?を基準に考えて身につけてくださいね。オパールに関わる商品一覧